喫茶佐天

祈り2023

高専での学科選びとか

こんにちは。水無月です。今夜3時です。アホか?文章がまとまっていません。

 

このブログを久々に見たところ、毎日50~100件程度のアクセスがあるようでうれしい限りです。google検索とTwitter経由で来られた方が全体の9割だそうで、で、google検索が全体の4割弱を占めているというのには驚きました。高専とかいうマイナーな学校で、更にこんなマイナーなブログにアクセスする方がそんなにいらっしゃるんですね。

 

さて、鬱陶しいかもしれませんが、私の自分語りも若干交えつつ今日は標題の話について書いていくとしましょう。学科選びを迷ってる高専受験生とかに見ていただけると嬉しいですね。ただし、私の意見はちょっと人の意見とは違うかもしれません。分からんけど。

 

投稿してから気付いたんですが、投稿日が高専の合格発表前日でした。あまりにミスマッチすぎる。

 

お前は何

私は、木更津高専電気電子工学科を卒業した後、筑波大学理工学群応用理工学類応用物理学主専攻に編入学、1年くらいで退学して京都大学工学部情報学科数理工学コースに編入しています。専攻は確かに割と変わっている気がしますが大幅に変わったというわけではないですね。

 

"情報学科"と書いてますがこれは割と名前詐欺で、数理工学コースでは、流行の機械学習や離散/連続最適化は当然あって、ここからが謎なんですが、地震を予測しようといろんな機器を使って実験してる研究室、希薄流体の理論研究をしている研究室や、制御工学の研究室(高専とは違って数学ヤクザでバチバチ理論系らしい)、偏微分方程式力学系(大雑把に、微分方程式)をやってる研究室などなんか何でもあります。怖いですね。

例えば阪大や東工大などの他大学の"数理工学"も似たような感じです。ぜひ興味を持ったら調べてみてください(勧誘)。

 

結論

はや。でも纏まりがなかったので先に書く事にしました。

まあグダグダ書いてますが、滅茶苦茶悩んで決めるというよりかは、割とふわっとした理由で選んでいいと思います。まあ、好き嫌いが割とある人が適当に選ぶのはやめた方がいいと思うが。あと、プログラミングやりたいからって理由でとりあえず情報行くのはちょっと考え直してほしいかもしれん(後述)。いや、僕の考えが間違ってるかもしれないけど。

 

そもそもなぜ高専へ行こうと思ったか

過去のブログを見たらわかると思うんですが、僕は当初は高専志望ではありませんでした。まあ、その時にTwitterのフォロワーに勧められてから検討し始めました。

 

(ちょっと記憶が怪しいけど)僕は、元々休日DIYで小屋を建ててる様子を記したサイトを結構ずっと眺めてて、その中でも電気系統に一番興味があって、それで機械と情報で迷ってなんとな~く電気に入ったんですね。

 

高専入る人って明確な目的がありがちとか言うじゃないですか。実際、明確にやりたい事とかあって入ってすごい実績出す人っていますよね。まあでも、僕の体感だと、実際にはそうでもない人は結構多いです。

結構なんとなくとか多くて、まあ他に印象に残ってるのだと、高専の敷地内まで徒歩10秒で入れるところに住んでるから選んだとか、(これはちょくちょくいるんですが)親が毒親なのがしんどいから安くて寮があるとこを探したら高専にたどり着いたとか、推薦入試が内申7割だからとりあえずなんも考えずに出したら合格したとか、割といた記憶があります。

プログラミングとか工作とかすごい他人を見て劣等感を感じる事が多いですが、まあ、冷静に考えれば勉強も尖ればそれはそれで一つの良いポイントになると思うんですよね。僕は結局5年間学科下位だったし、他の記事見ても分かる通り勉強も頑張ったとは言えないので(ネット依存並感)、すげーとか言われるとすごく複雑な気持ちになりますけど...。

分野不一致は意外といた

いました。まあ大学生や社会人でも「思い描いてるのじゃなかった...」が発生するのに、中学生の頭の中で考えてる事とかそんな正確じゃないのは当たり前ですよね。そういう人ってどんなことしてるんだろうって気になりませんか?

自分の周りだとこんな感じでした。

 

興味ある分野に編入

意外といます。大学でガラッと分野変える人とかいます。よく見るのは電気→情報、機械→情報(なぜか機械→電気はいない気がする)とかですが、今まで見た中で「え?」ってなったのは化学→環境都市とか、電気→化学とかそういうのですね。

そもそも工学系って忙しいのに、単位認定がどうこうとかもあるので無茶苦茶忙しそうだけど楽しそうです。

 

あとはレアキャラですが、理学部物理学科や理学部数学科、宇宙物理学系の学科に行く人もいます。情報→数学はちょくちょくいるらしいですが...。母校に情報中退して筑波の数学類に入った後MIT(マサチューセッツの方)に行って代数学/数理論理学/理論計算機科学の辺りの研究で博士取った人がいます。やばいですね。

それはそうとして理学はレアキャラです。

 

 

僕の話ですが、僕も年々理学に寄ってる気がします。院は理学も受ける予定だし。僕は高専に何年も在学するうちに、企業でもできそうな応用研究は大手家電製品メーカーの研究開発職の方々に任せて、僕は企業では利益にならないかもしれないような基礎研究をやりたいな~になってました(とはいえ、純粋数学とかをやるような度胸は持ち合わせてないですが)。当然ながら、そういう基礎研究をやってるところもありますが、普通に席次が低すぎて落ちました。悲しいですね。

そこで思いだしたのが、3年次にやった講義の内容です。前期量子論半導体の話をされてた先生がいたのですが、電気の中でもそういう物理チックなのが好きだな~というのを感じ、筑波に編入する際は応用物理(理学部物理学科に相当するところは枠が狭すぎるのでチキった)へ入ることにしました。基礎研究っぽいのたくさんしてるしハッピー。

 

で、そこからは別の記事であったとおり京大に編入するわけですが、これはさっき述べた通り、大幅に分野は反れてないので耐えそうだった事、別の記事では書かなかった気もしましたが、工学部にしては基礎研究ばっかだったなどの理由もありました。工学部なのに理学部数学科出身の先生がちょくちょくいるのって良くないですか?

 

卒業or退学して大学に入る

僕の身の回りではあんまりいなかったですが、全国的にみると意外といます。高校生に混じって受験勉強とかする必要があるのでハードですが、行けなくはないらしいです。

文転した方、退学/卒業後に医学部に入った方(意外といる。代表例は"8割おじさん"の西浦氏とか?)、単位が取れなくて高専退学したけど大学受験して同じ分野に入った方など、大体なんでもいます。退学/卒業後に専門学校入るとかもいましたね。まあ、親御さんとお金の問題がどうにかなれば大体なんでもできるらしいです。

 

耐えて卒業して就職/耐えられず中退後フリーターとか就職とか

多いです。悲しい。就職なら希望の職に就ければまあいいんじゃないんでしょうか。別に高専でやった分野と就職先の分野が一致するとかあんまりないっぽいですからね。機械卒の人が電気配線いじりすることになったり、電気卒の人が工場のラインいじりしたりとか聞いたことあります。

 

休学とか退学は結構アレで、家庭環境か本人の精神にかなり問題がある場合が割とあり(当然分野不一致や高専が辛いとか親がヤバいとかがあれば負のフィードバックに陥るので、普通に精神をおかしくする)、そういう中で中退とかしてるのは見ててこっちも辛くなります。どうすればいいんでしょうね。僕にもわかりませんし、適当なこと言ってもアレなのでこの記事では言及しないことにします。

 

気力と支援があれば意外と何とかなる

大学編入する気力があれば大学で分野変えてもいいし、編入やってないところだと受験して3年次で中退とかもあるので、詰みではない場合があります。

編入する気が無くて(+今すぐ今いる学科を抜け出したいとかそういう気持ちは特になくて)就職ってなった場合でも、電気の人が機械いじりとか、プログラミングとかする場合もない事はないらしいですね。

 

特にプログラミングなんかは、高専のカリキュラムに頼り切るのではなく、自学自習が重要とされています。なので、必ずしも"プログラミングをやりたいからという理由だけで"情報工学科に固執する必要はないんじゃないんでしょうか。実際、電気科の人とかでも自学自習してIT企業に行った方は普通にいますし、情報工学科最上級生だけどろくにプログラムが書けない人もいるらしいです。

てか、別に大学編入で情報行ってもいいしね(そっちの方が明らかに勉強できる「情報学」の幅が広いと思います。数学に寄った情報の分野とか、物理の考え方を情報学に取り入れるようなタイプの分野は少なくとも僕の出身校では多分やらないし、そういう分野に少しでも興味があったら別に高専の情報じゃなくても、なんなら高専に行かないで普通に大学行ってもいいと思う)。あとは、筑波だとメディアとかそういうのも充実してるし...(メディア創成学類、知識情報・図書館学類)

 

例えばこういうのは多分高専ではやらん。やってたらごめん。データベースは割とやってるってツッコミ来るかもしれんけど、講義資料見たらバチバチに数理論理学だったし、高専では数理論理学やらなくね?って思ったので載せた。うちではやらないはず。

 

ocw.kyoto-u.ac.jp

 

ocw.kyoto-u.ac.jp

ocw.kyoto-u.ac.jp

照井先生の回は講義資料もある。

https://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~cs/cs2019terui.pdf

 

ocw.kyoto-u.ac.jp

 

ocw.kyoto-u.ac.jp